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研究者にゃぶりのサメ解説

サメの保全を「場所」から考える!大西洋ノローニャ諸島に見る共存のルール

2025年10月1日

ホホジロザメのにゃぶりがサメ研究者に!?ヒレ研究ノートを大公開

にゃぶ、最近ヒレがピクッと動いた研究があったにゃ。
舞台は、ブラジル沖の大西洋に浮かぶフェルナンド・デ・ノローニャ諸島にゃ。

ここは観光地として知られているけれど、海の中ではサメたちにとって大事な場所でもあるにゃ。
ヒトにとっての「楽園の海」は、サメにとっては移動し、休み、獲物を探す海でもあるんにゃ。

だからこそ、サメが増えた・減ったという話だけでは足りないにゃ。
大切なのは、サメとヒトの行動が、どこで、どのくらい重なっているのかを見ることにゃ。

にゃぶり
にゃぶり
ヒトが海に入るとき、サメの暮らす場所にも入っているにゃ。共存って、その重なり方を考えることにゃ。

今回紹介するのは、Kirsten Wohakらによる
Shark hotspot: Drivers for distribution and conservation in a tropical oceanic archipelago of the Atlantic Ocean
にゃ。

この研究は、サメを守るには「種」だけでなく、サメとヒトの活動が重なる「場所」をどう管理するかが大切だと教えてくれるにゃ。

海の生物多様性ホットスポットで起きていること

フェルナンド・デ・ノローニャ諸島は、ブラジル沖の海洋島にゃ。
豊かな生物多様性で知られ、観光と保全の両方で重要な場所にゃ。

でもこの海では、サメだけが使っているわけでも、ヒトだけが使っているわけでもないにゃ。
ダイビング、海水浴、釣り、調査、観光船など、いろいろな利用が重なっているにゃ。

研究者たちは、こうした「重なり」が、将来の事故や対立を考えるうえで重要だと見ているにゃ。

研究者にゃぶのヒレ解説

フェルナンド・デ・ノローニャ諸島は、サンゴ礁、岩礁、外洋環境が近い距離でつながる海域にゃ。こうした複雑な環境が、サメを含む多様な海の生きものを引きつけているにゃ。

にゃぶり
にゃぶり
サメとヒトは、同じ海を別々に見てるようで、実はかなり同じ場所を使ってるにゃ。

研究が示したのは「サメの分布」と「ヒトの活動の重なり」

この研究では、BRUVS(餌付き遠隔水中ビデオ)、市民科学、ドローン、科学的捕獲のデータを組み合わせて、サメがどこに分布しているかを調べたにゃ。

その結果、次のようなことが示されたにゃ。

  • フェルナンド・デ・ノローニャ諸島は、種数と個体数の両面で、世界的に見てもサメのホットスポットといえる海域だったにゃ。
  • サメの分布には、リーフ、栄養段階、ウミガメの利用地などの環境要因だけでなく、釣り場、ダイビングサイト、ビーチといったヒトの活動に関わる要因も影響していたにゃ。
  • つまり、サメとヒトは、空間と資源をかなり強く共有していたにゃ。
  • さらに、イタチザメの分布モデルも、この「強い重なり」を裏づけていたにゃ。
  • 成体や一部の種の行動範囲は、現在の海洋保護区(MPA)の外まで広がっていたにゃ。

ここで大事なのは、「サメが危険だから問題」という話ではないにゃ。
ヒトの利用とサメの暮らしが同じ海域に重なっていて、その管理が追いついていないことが問題なんにゃ。

にゃぶり
にゃぶり
保全のヒントは、サメのヒレとヒトの足跡が重なる場所をちゃんと見ることにあったにゃ。

🧮 にゃぶのサメ関数オペレーションズ・リサーチ[空間共有型]

にゃぶのORヒレを動かすにゃ。
この研究をオペレーションズ・リサーチの考え方で置き直すと、こんなふうに考えられるにゃ。

最大化する効用:U(A, n) = αC(A) + βT(n) − γR(A, n) − δD(A, n) − εM(A, n)
ここでの U は、「保全と利用の全体バランス」を表す効用関数にゃ。
A は保護・管理する海域の広さ、n は人の利用強度にゃ。
C はサメの保全効果、T は観光や教育の価値、R は事故やトラブルのリスク、D はサメへの攪乱、M は監視や運営のコストにゃ。

このモデルで考えると、
「保護区をどこまで広げるか」
「どこで観光を認めるか」
「どの活動をどこで制限するか」
を一緒に考えられるにゃ。

さらに、次のような条件を置くと、より現実に近くなるにゃ。

  • サメの利用が集中する場所を、保護区や重点管理区域にできるだけ含める。
  • 人の利用が集中する場所では、活動の種類や時間帯を分ける。
  • 餌付けや過度な接近を避けるルールを設ける。
  • 保全上重要な場所では、観察人数や船舶利用を調整する。

にゃぶり
にゃぶり
保全は「全部止める」でも「全部自由」でもないにゃ。海の使い方を、サメにもヒトにも無理の少ない形に寄せていくことにゃ。

※ この式は論文そのものに載っている式ではなく、にゃぶが研究内容をわかりやすく整理した概念モデルにゃ。
※ 「効用関数」は、どの選択がどれだけ望ましいかを整理して比べるための考え方にゃ。

にゃぶの考察:サメの保全は「境界線」だけでは足りないにゃ

海洋保護区はとても大事にゃ。
でも、地図の上に線を引いただけで、サメがその内側だけで暮らしてくれるわけではないにゃ。

この研究が示したのは、成体や一部の種の行動範囲が、今のMPAの外まで広がっていることにゃ。
つまり、今の保護区だけでは守りきれない動きがあるということにゃ。

にゃぶ思うにゃ。
保全は「ここから内側だけ守る」ではなく、
「どの海域を、どんな使い方で守るか」を考える段階にきているにゃ。

にゃぶり
にゃぶり
サメは地図の線を読まないにゃ。だからヒトの側が、海の使い方を読み直さないといけないにゃ。

これからの海:共存のためのヒレアクション

この研究が示している方向性は、次の3つにまとめられるにゃ。

  • 現在のMPAの外まで含めて、サメの行動範囲に合った保全を考えること
  • ドローンやBRUVSなど、非侵襲的な方法で海の状態を継続的に見守ること
  • 観光と保全を両立させるために、ルールと教育を組み合わせること

にゃぶは、これを「共存のヒレ三原則」と呼びたいにゃ。

にゃぶり
にゃぶり
未来の海は、サメを消して安全にするんじゃなくて、サメがいても無理なく共にいられる形をつくることにゃ。

にゃぶのFAQ:読者の問いにヒレで答える

Q1:この研究の新しさは何にゃ?

にゃぶり
にゃぶり
サメの多さだけでなく、サメとヒトの活動がどこで重なっているかを、複数のデータを使って示したことにゃ。

Q2:観光と保全は両立できるにゃ?

にゃぶり
にゃぶり
できるにゃ。ただし「人気の海だから自由に使う」ではなく、使い方の調整と教育が必要にゃ。

Q3:サメは危険じゃないの?

にゃぶり
にゃぶり
サメは通常、ヒトを獲物として狙っているわけではないにゃ。でも野生動物だから、距離と行動の管理はとても大事にゃ。

Q4:この研究は何を提案しているの?

にゃぶり
にゃぶり
海洋保護区の見直しと、人間とサメの相互作用を減らすための管理方法を提案しているにゃ。

Q5:にゃぶ的に一番大事なポイントは?

にゃぶり
にゃぶり
サメを守ることと、ヒトが海を楽しむことを対立で考えないことにゃ。同じ場所をどう分け合うかが本題にゃ。

にゃぶりのガブっとコメント:重なりを見つめる保全にゃ

にゃぶ、この論文を読んで思ったにゃ。
共存って、「仲良くしよう」と気持ちだけで言うことじゃないにゃ。

どこで重なっているのか。
どこにルールが必要なのか。
どこならヒトもサメも無理が少ないのか。

そういうことを、海の現実に合わせて考え続けるのが、本当の保全にゃ。

にゃぶり
にゃぶり
にゃぶ、今日のヒレメダルは「重なりを見つめる勇気賞」にゃ。サメもヒトも、同じ海を使っていることから始めるにゃ。

論文データ

著者:Kirsten Wohak ほか
論文名:Shark hotspot: Drivers for distribution and conservation in a tropical oceanic archipelago of the Atlantic Ocean
雑誌:Perspectives in Ecology and Conservation, Volume 23, Issue 4, Pages 255-262
公開日:2025年9月27日
DOI:https://doi.org/10.1016/j.pecon.2025.08.008

にゃぶり
にゃぶり
読んでくれてありがとうにゃ。海の使い方について感じたことがあったら、コメントで教えてにゃ。にゃぶ、ヒレを揺らして読みに行くにゃ。

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サメのにゃぶり

研究者にゃぶり(ホホジロザメ)

シャーク・アクティビストReinoのYouTube「サメちゃんねる」に出演中のサメアシスタント「ホホジロザメのにゃぶり」にゃよ! Reinoと一緒に、サメ保全・環境倫理・水産資源のことをガブッと学びながら発信してるのにゃ! 研究者にゃぶりは「むずかしそう……」って思われがちな専門的なサメの話を、「にゃぶの目線」でかみくだいて、お話しするにゃ! 最近はOR(オペレーションズ・リサーチ)で共存を数式化することにも夢中にゃ。「効用関数型にゃぶ」や「最適化にゃぶ」など、考えるヒレが進化中🧮✨ にゃぶの王子様は永瀬廉くんにゃけど、ORの師匠として本髙克樹先生をリスペクトしてるにゃ。にゃぶの数式にやさしさがあるのは、きっと先生のヒレ影響にゃ。 知ることで、もっとやさしくなれる未来を目指してガブッと泳いでるにゃ!

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