このブログでは、
- 「メガロドンは実在したの?」
- 「メガロドンってどんなサメなの?」
- 「メガロドンはホホジロザメの先祖なの?」
- 「ムカシオオホホジロザメとメガロドンの違いは?」
- 「メガマウスザメとメガロドンはどっちが大きいの?」
など、メガロドンについて知りたい人向けに、メガロドンの謎を解説します。
メガロドンは実在したの?
メガロドン(学名:Otodus megalodon /オトーダス・メガロドン)は実在したの?と疑問を感じている人もいるかもしれません。
古代の海の王者メガロドンの全長は15m〜20mと推定されています。
これはホホジロザメの3倍近くの大きさです。
メガロドンみたいな巨大な古代ザメが実在していたなんてにわかには信じがたいですよね。
メガロドンは実在した古代ザメですが、現在は絶滅しています。
メガロドンが実在していたという科学的な根拠は化石記録に基づいています。
諸説ありますが、メガロドンが実在していたのは約2300万年前~360万年前と考えられています。
南極大陸を除く、世界各地の地層からメガロドンの歯の化石が発掘されていることから実在したことは間違いありません。
なお、メガロドンの学名(オトーダス・メガロドン / Otodus megalodon)は「大きな歯」を意味しています。
メガロドン(ムカシオオホホジロザメ)とは

まず、メガロドンの基本情報を紹介します。
メガロドンの基本情報
- 名前
- メガロドン
- 標準和名
- ムカシオオホホジロザメ(昔大頬白鮫)
- 英語名
- Megalodon
- 学名
- オトーダス・メガロドン / Otodus megalodon(Carcharocles megalodon)
- 危険度
- 古代度
- レア度
- 保全状況
- 絶滅
- 分類
- ネズミザメ目オトドゥス科(Otodontidae)オトドゥス属。かつてはホホジロザメと近縁と考えられ、ネズミザメ科に置かれていた。
- 歯の形状
- 現在のホホジロザメの歯に似ている。三角形、鋸歯、左右対称の形。現存する最大のメガロドンの歯の長さは17.8cm※で、現代のホホジロザメの歯(長さ約5.4cm)の約3倍の長さ。
- 分布域
- 南極以外。世界中に生息していたと考えられている。
- 生息域
- メガロドンの子供は海岸に留まり、メガロドンの大人は沿岸地域を好み、外洋に移動することもあった。
- 大きさ
- 最大全長記録は算出方法により諸説ある。15m〜20m。現在のジンベエザメと同じ15mくらいとする説が多い。
- 体重
- 約30トン〜65トン以上と推定されており、雌の方が雄よりも全長・体重ともに大きかった。
- 繁殖様式
- 胎生
- 平均寿命
- 100歳以上※
- 生息年代
- 2300万年から360万年前(中新世〜鮮新世)
※(2026年8月追記)「分類」の欄を更新しました。メガロドンはかつてホホジロザメと同じネズミザメ科に置かれていましたが、現在はオトドゥス科という別の系統に分類されています。学名の読みは「オトーダス」「オトドゥス」の両方が使われており、2026年3月に埼玉県が天然記念物の名称を変更した際には「オトドゥス メガロドン」が採用されました(深谷市 2026)。
メガロドンの形態
メガロドンの形態について解説します。
メガロドンの特徴は?

※メガロドン=ホホジロザメというイメージは浸透していますが・・・。
メガロドンといえば、ホホジロザメそっくりの姿と考えている人も多いのではないでしょうか。
ところが、誰もメガロドンの本当の姿を知らないのです。
サメや古生物の研究者ですら、メガロドンがどんな姿をしているのかわかりません。
恐竜は骨格が綺麗に残っているため、時代によって多少の変化はあれど科学的に顔を推定することができます。
一方、メガロドンをはじめとした古代ザメの見た目を復元することは困難です。
その理由は、サメの骨格は軟骨でできているため、歯以外の部分が滅多に化石には残らないからです。
そのため、メガロドンの見た目については、現在も生き残っているホホジロザメの特徴から推定されてきました。
メガロドンの本当の姿や特徴についてはわかっていないのが現実です。
もしかすると、数十年後にはまったく違う特徴をもったサメとして描かれるようになるかもしれませんね。
メガロドンはホホジロザメ型ではなかった?
上に書いた「数十年後にはまったく違う特徴をもったサメとして描かれるかもしれない」という話は、数十年を待たずに現実のものとなりました。
Sternes et al.(2024)は、メガロドンの脊椎骨とホホジロザメの体つきを比べ、メガロドンの体形はホホジロザメよりも細長かったと報告しました。きっかけは、ベルギーで見つかった脊椎骨をつなぎ合わせた長さが11.1mだったのに対し、従来の計算式で出した全長の推定値が9.2mにしかならなかったという矛盾でした。背骨より短い体のサメは存在しないので、ホホジロザメを手本にした従来の復元のほうに無理があったことになります。
さらに Shimada et al.(2025)は、9か国29名の研究者とともにメガロドンの体形を見直し、体つきはホホジロザメよりも現生のレモンザメに近かった可能性を示しました。巨大な体で泳ぐには、細長い体形のほうが水の抵抗を受けにくいためです。同じ研究では、デンマークで見つかった直径約23cmの脊椎骨をもとに、最大24.3mという推定値も示されました。
とはいえ、これで決着がついたわけではありません。研究チーム自身も、鰭の正確な形や位置、頭部の輪郭は化石記録からはわからないままだと断っています。完全な全身骨格が見つからないかぎり、メガロドンの姿は推定の上に立ち続けます。
口の大きさは?
サメの口といえば、ホホジロザメの大きく開いた口を頭に浮かべる人が多いのではないでしょうか。
メガロドンは、クジラのような大きな獲物を捕食していたため、顎の幅は2.7〜3.4mと推定されています。
これは、平均的な日本人の成人男性2人を並べて飲み込むことができるような大きさです。
※(2026年8月追記)この2.7〜3.4mという数値は、ロンドン自然史博物館が示しているものです(Natural History Museum)。
歯の特徴や大きさは?

右下はメガロドンの歯の化石。
メガロドンの歯は、三角形で鋸歯状で対称的であるという点で、現代のホホジロザメの歯とよく似ています。
メガロドンという名前の由来が「大きな歯」を意味する言葉というのがひと目でよくわかるような大きな歯が特徴です。
メガロドンの歯の大きさは人間の手のひらと同じ大きさで、それが276本生えていることからも、メガロドンが最も強力な捕食者であった可能性を示唆しています。
沿岸のビーチや沖合で発見されたメガロドンの歯で特に大きいものには垂直方向の高さが18cmを超えるものもあるそうです。
※(2026年8月追記)歯が276本という数値も、ロンドン自然史博物館によるものです(Natural History Museum)。
メガロドンの大きさ
メガロドンの大きさは全長15m〜20mと推定されています。
これは、現在のホホジロザメと比較すると、およそ3倍の全長で、ジンベエザメの中でも最大級の個体とほぼ同じ大きさということになります。
メガロドンと同じく名前に「メガ」をもつメガマウスザメですら、メガロドンと比較すると半分程度の大きさです。
メガロドンとホホジロザメを比較

メガロドンの大きさはホホジロザメと比較すると3倍!
映画『MEG ザ・モンスター』公式サイトによると、メガロドンの全長は23mです。
全体的に映画『MEG ザ・モンスター』公式サイトによるメガロドンの説明はスケールの大きいものを採用している印象があります。
では、なぜ、このように数値がばらけてしまうのでしょうか。
サメの歯の化石は数多く残っていますが、骨の化石はほとんど残っていません。
その理由はサメは軟骨魚類だからです。
軟骨であるサメの骨は化石として残りづらいのです。
メガロドンも骨格ではなく、その全長は歯のサイズに基づいて推測されています。
もしも現在見つかっている歯よりも大きなメガロドンの歯の化石が発見された場合は現在のメガロドンの推定全長はもっと大きなものに見直される可能性もあります。
実際に見直しは起きました。Shimada et al.(2025)は、デンマークで見つかった大型の脊椎骨をもとに、現時点の化石記録から科学的に正当化できる最大値として24.3mを示しています。歯だけでなく脊椎骨を使うと、推定値が変わってくるのです。
赤ちゃんも大きい
Earth Skyによると、メガロドンの赤ちゃんの全長はおよそ2mとのことです。
ホホジロザメの赤ちゃん最大1.5mくらいで産まれてくるのを考えると、メガロドンの赤ちゃんは意外と小さいですね。
この「およそ2m」という数値の出どころは Shimada et al.(2021)です。ベルギーの博物館が所蔵する全長9.2mの個体の脊椎骨をCTスキャンし、木の年輪のような成長線を誕生時まで数え戻して算出されました。この個体は46歳で死んだと推定されています。
動画でメガロドンの大きさをわかりやすく
※メガロドン20m、にゃぶり63cmで計算。
※メガロドン20m、わたし155cmで計算。
海岸に横たわる巨大メガロドンのサムネイルがすごすぎて笑ってしまうメガロドンの動画がこちら。
メガロドンの生態
メガロドン(学名:Otodus megalodon)は、約2300万年から360万年前の中新世(Miocene)から鮮新世(Pliocene)にかけてに生息していた巨大なサメです。
メガロドンは史上最大の肉食性のサメであるだけでなく、これまでに存在した最大の魚のひとつであると考えられており、360万年前に絶滅するまで古代の海を支配していました。
映画『MEG ザ・モンスター』公式サイトによると、
メガロドンとは海水が比較的温暖だった、約1,800万年前から約150万年前(新生代第三紀中新世~鮮新世)に実在したとされる最大級のサメ。クジラを捕食していたことが化石からわかっており、咬む力はティラノサウルスの6倍以上あったといわれている。
という説明があります。
メガロドンについては、まだ未解明なことも多く、研究者によって年代などに開きがあります。
好きな食べ物は?
メガロドンの好きな食べ物は歯の形状から肉食で現代のサメのようにクジラ、大きな魚、他のサメなどを捕食していたと考えられています。
実際に、メガロドンが実在していた時代のクジラや鰭脚類の化石にはメガロドンに噛まれたとみられる歯型が残っていることがあるため、アザラシやセイウチ、アシカを含む鰭脚類(ひれあしるい)なども好んでいたようです。
また、メガロドンの顎の噛む力はホホジロザメの噛む力の10倍と考えられており、当時の海のトッププレデターであったことが想像できますね。
ちなみに、ロンドン自然史博物館は、メガロドンの咬合力の推定値を108,514〜182,201ニュートンとしています。ホホジロザメの推定値18,216ニュートンと比べると、およそ6〜10倍にあたります(Natural History Museum)。
メガロドンは温血だった
Griffiths et al.(2023)は、メガロドンの歯のエナメロイドに含まれる同位体を測定し、メガロドンの体温が周囲の海水よりも高く保たれていたことを示しました。ホホジロザメやアオザメと同じ「部分的内温性(中温性)」のサメだったということです。
体温を高く保てば、筋肉がよく動き、消化も速く進みます。獲物を追いかけ、大きな体を維持するうえで有利にはたらいたと考えられます。その一方で、体温を保つには大量の餌が必要になるため、獲物が減ったときの打撃も大きくなります。この性質が、のちの絶滅につながった可能性も指摘されています。
メガロドンの寿命
スミソニアン博物館によると、メガロドンは長寿で100年以上生きていたのではないかとみられています。
これは、古生物学者がメガロドンの脊椎骨の化石から推定したそうです。
※サメの脊椎骨は木の年輪のようなものです。脊椎骨を調べることでサメがどのくらいの速さで成長したかを知ることもできます。この推定の元になった研究は Shimada et al.(2021)で、成長曲線モデルから寿命を少なくとも88〜100年と見積もっています。同じ研究では、成長の速さは年に約16cmで、目立った成長期のばらつきがなかったことも示されました。
メガロドンの生息域

メガロドン by イラストや
メガロドンの歯は南極大陸を除くすべての大陸で発見されているため、メガロドンは世界中の熱帯および亜熱帯の温暖な場所に住んでいたサメだと考えられています。
メガロドンの子供は海岸に留まり、メガロドンの大人は沿岸地域を好み、外洋に移動することもあったようです。
メガロドンの歯がよく見つかる場所は、北アメリカの東海岸沖、海岸沿い、ノースカロライナ、サウスカロライナ、フロリダの川、モロッコの沖合、オーストラリアの一部など川の底や海底で簡単に見つけることができます。
非常にまれですが、イギリスのエセックス州北東部の北海に面した海岸線にある小さな町ウォルトン・オン・ザ・ネイズの近くでもメガロドンの歯で見つかったこともあります。
メガロドンの化石が発見された場所の最北端の化石はデンマーク沖で、最南端はニュージーランドです。
メガロドンの化石を埼玉で発見
日本では1986年に埼玉県で完全に近いと思われるメガロドンの歯が見つかりました。
見つかったのは埼玉県深谷市(旧大里郡川本町)の荒川河床で、約1000万年前の地層である比企層群土塩層から、1個体分の歯73本がまとまって出ました。1個体の歯がこれだけそろって見つかったのは世界初のことで、この標本によって初めて精度の高い顎と歯列の復元ができるようになったのです。復元された個体の全長は約12mと推定されています(埼玉県立自然の博物館)。
埼玉県でサメの歯の化石が見つかるのは次のような理由です。
この地でなぜ、海洋生物の化石が見つかるのか。「太古の昔、この周辺は海の底でした」と教えてくれたのは指導員の荒井豊さん。この辺りは1500万~1000万年前、海底に堆積した地層が隆起してできた地形で、化石好きの間ではサメの歯の化石などが発掘できる地域として知られていた。
引用:海なし県・埼玉の中心で… サメ化石の発掘体験|NIKKEI STYLE
※(2026年8月追記)引用元のNIKKEI STYLEは2023年にサービスを終了したため、リンクを外しました。引用内容は公開当時に参照したものです。
埼玉のメガロドンは「ゆっくり泳ぐサメ」だった
この深谷市の化石には、その後も続きがありました。
米国デポール大学の島田賢舟教授、埼玉県立自然の博物館の山岡勇太学芸員、三重大学の栗原行人教授、群馬県立自然史博物館の髙桒祐司学芸員らの研究チームが、同じ個体のものとみられる楯鱗(じゅんりん・サメのうろこ)の化石を調べました。高速で泳ぐサメの楯鱗には、表面の小歯状突起が狭い間隔で並ぶという特徴があります。ところがメガロドンの楯鱗には、それが備わっていませんでした。突起の間隔から推定された遊泳速度は時速2km前後(0.9〜3.0km)で、思いのほか遅かったのです(Shimada et al. 2024)。
普段はゆっくり泳ぎ、獲物を捕らえるときだけ爆発的に加速していたと考えられます。研究チームは、活発に泳がないメガロドンが体温の高さを何に使っていたのかという問いに対して、大きな獲物の消化を進めるために使っていた可能性を示しました。
この楯鱗の化石は、2023年7月から埼玉県立自然の博物館の常設展示で公開されています。
2026年、埼玉県の天然記念物の名称が変わりました
深谷市の化石は、その学術的な価値から埼玉県の天然記念物に指定されていました。そして2026年3月17日、同じ個体のものとみられる軟骨と鱗の化石が追加指定されます。追加された楯鱗の化石は500点以上で、1ミリにも満たない微小なものです(深谷市 2026)。
このとき、指定の名称も変更されました。「カルカロドン メガロドン」から「オトドゥス メガロドン」へ。この記事の基本情報の欄で触れた分類の見直しが、日本の公的な文化財の名称にも反映された形です。
深谷市で見つかったメガロドンの歯や鱗の化石は、長瀞町の埼玉県立自然の博物館で常設展示されています。
メガロドンの繁殖地
スミソニアン研究所の研究によると、メガロドンは現代のオオメジロザメのように湾や河口を含む特定の繁殖地で出産していたとのことです。
メガロドンの繁殖地は、外洋や沖合地帯のより大きな捕食者から離れて、サメの赤ちゃんにたくさんの餌となる魚と成長するための安全な環境だったようです。
当時、パナマ、メリーランド、カナリア諸島、フロリダがメガロドンの繁殖地だったようです。
Herraiz et al.(2020)は、スペイン北東部の中新世の産地を新たに加えた9か所の化石群を調べ、そのうち5か所を繁殖地と判断しました。この見方には Shimada et al.(2023)から異論も出ましたが、Herraiz et al.(2026)がイベリア半島の化石記録を再検討し、繁殖地としての利用をあらためて支持しています。現在も議論が続いている論点です。
水族館でメガロドンの歯型を見たい
メガロドンの展示がある水族館を紹介します。
アクアワールド茨城県大洗水族館
大洗水族館のシャークダディズルームにメガロドンの歯型があります。
ガラスケースに入った状態で展示されています。
沖縄美ら海水族館
サメ博士の部屋にメガロドンの歯型があります。
人気フォトスポットです。
京急油壺マリンパークのメガロドン
閉館しました。

京急油壺マリンパークにあるメガロドン(ムカシオオホホジロザメ)の歯型。身長175cmの夫が入るとこんな感じ。
2021年9月に閉館した神奈川県三浦市の京急油壺マリンパークには、メガロドン(ムカシオオホホジロザメ)の歯型がありました。
メガロドン(ムカシオオホホジロザメ)の歯型は高さ約2.1m、横約1.8mで、何層にも連なる歯が観察できて迫力満点!
撮影スポットとして人気でした。
現在、京急油壺マリンパークにあった「ムカシオオホホジロザメ(メガロドン)」の顎の復元模型は平塚市博物館に寄贈され、2階の常設展示室で展示されています。
水族館・絶景好き必見!みさきまぐろきっぷのおすすめルートは油壺マリンパーク〜城ヶ島で決まり
メガロドンが絶滅した理由・原因
メガロドンはその大きな体を維持するために多くの獲物を必要としていました。
中新世の初めには、海の哺乳類はその多様性と豊かさの頂点にあり、特にメガロドンが好んで食べていた小型のクジラはその最たるものでした。
ところが、約500万年前に始まる鮮新世の後半になって地球が氷河期に入ると海面は一気に下がり、海水温が低下しました。
※鮮新世(せんしんせい、Pliocene)とは、約500万年前から約258万年前までの期間であり、新生代の第五の時代。
メガロドンが化石記録から消えた360万年前頃は、この気候変動に関連した海水温の変動によって海洋の大型哺乳類が大きく変化していた時期です。
また、メガロドンの主食であるヒゲクジラが減少し、競合相手であるホホジロザメの台頭などによって海の食物連鎖に大きな変化があった可能性があります。
巨大なメガロドンは、こうした環境の変化や獲物の減少により、その巨大な体格を維持することができず、最終的には絶滅してしまったようです。
「360万年前」という年代の根拠は Boessenecker et al.(2019)です。研究チームはカリフォルニアとバハ・カリフォルニアの化石記録を1件ずつ検証し、それ以降の化石は年代の裏づけが弱いか、より古い地層から流されてきたものだと判断しました。従来は約260万年前まで生きていたとされていたので、100万年以上さかのぼったことになります。同じ研究では、ホホジロザメが約600万年前に鋸歯のある歯をもって現れ、約400万年前に世界中へ広がったことから、両者が重なった360万〜400万年前の短い期間にホホジロザメが競争でまさった可能性が示されています。
もしも生きていたら人食いザメ?危険性は?
映画『MEG ザ・モンスター』のメガロドンは人食いザメですが、人間とメガロドンは生きている時代が違います。
もしも、メガロドンとわたしたち人間が同じ時代に生きていたとするなら、人間よりはるかに大きなメガロドンは人食いザメとして恐れられていたかもしれませんね。
ただし、どのサメにもいえることですが、サメたちは人間を好んで食べるわけではありません。
実はまだ生存してる!?メガロドンの目撃談
『サメガイドブック 世界のサメ・エイ図鑑(アンドレア・フェッラーリ)』によると、「完全に化石化していない巨大な歯が、大洋の深海域で数多く発見」されているそうです。
このことを根拠に、「メガロドン(ムカシホホジロザメ)の絶滅は人類がすでに地球上に存在していた2万年前であるという仮説を立てる科学者」や、「メガロドンは現在もなお、どこか遠く深い暗い海の底に生存している可能性がある」という説さえあるのですが、メガロドンの生存の可能性は、いわゆる、ネッシー、雪男、ツチノコ、カッパなどの未確認生物(UMA)が存在しているか否かというのと同じような話です。
また、メガロドンの目撃談についてはネズミザメ目の大型のサメ「ウバザメ」であると考えてほぼ間違いないでしょう。
ちなみに、この「完全に化石化していない歯」の話には、その後に検証がおこなわれています。Greenfield(2023)は生存説の根拠とされてきた事例をひとつずつ調べ、深海底では堆積が非常に遅いために、数百万年前の歯でも新しく見えることがあると指摘しました。歯の見た目の新しさは、生きている時期の証拠にはならないということです。
しかしながら、深海のどこか水深11,000m、マリアナ海溝の底に今もまだメガロドンが生存していたら・・・と空想すると楽しくなりますよね。
そんな空想が映画化されたのが、ジェイソン・ステイサム主演の米中映画『MEG ザ・モンスター(2018年)』です。
2018年米中映画『MEG ザ・モンスター』でメガロドンの魅力を発見
ジェイソン・ステイサム主演の米中映画『MEG ザ・モンスター(2018年)』がジョーズを超える大ヒットとなったことでサメ好き以外の人たちからもこのメガロドンへの関心が高まりました。
この映画がきっかけでメガロドンの魅力を発見した人も多く、サメ好きとしては嬉しいです!
すでに続編も決まっているとのことなので、次回作にも期待。
※続編『MEG ザ・モンスターズ2』は2023年に公開されました。
メガロドン映画『MEG ザ・モンスター』のあらすじ、見どころ、動画配信サービスを教えます(ネタバレなし)
MEG ザ・モンスターを動画サイトで見る方法
※本ページのU-NEXTの配信情報は2021年2月時点のものです。最新の配信状況はリンク先U-NEXT!にてご確認ください。
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参考記事
Megalodon shark’s enormous babies ate their siblings in the womb
Megalodon: the truth about the largest shark that ever lived
THE MEGALODON Carcharocles megalodon
MEG〈メガロドン〉とは?|映画『MEG ザ・モンスター』公式サイト
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