※当ブログは記事内にプロモーションが含む場合があります。

サメブログ サメの生態をわかりやすく

ブラウンシャイシャークの特徴、大きさ、生態、水族館にいるの?

2021年1月22日

ブラウンシャイシャークは危険を感じると体を丸めて尾びれで頭を隠すサメです。
恥ずかしがり屋に見えるところがかわいいサメですよね。
このブログでは、ブラウンシャイシャークの特徴などを解説します。

ブラウンシャイシャークとは

まず、ブラウンシャイシャークの基本情報を紹介します。

ブラウンシャイシャークの基本情報

標準和名
ブラウンシャイシャーク
別名
-
英語名
Brown shyshark
学名
Halaelurus maculosus
保全状況
危急種(Vulnerable / VU)
分類
メジロザメ目トラザメ科
危険度
シャークアタックの回数
0件のサメ事故(1580-2020年)
サメの攻撃が原因の死亡事故
0件のサメによる死亡事故(1580-2020年)
生活様式
底生
分布域
アガルハス岬のすぐ西から南アフリカのナタール南部までの大西洋南東部の固有種
日本国内での分布域
なし
生息場所
浅い岩場、大陸棚の沿岸近く
水深
35m。水深133mという記録もある
大きさ
平均的な全長 - cm
最大全長
オス:69.0cm、メス:73.0cm
体重
-
平均寿命
- 歳。

※サメの年齢を推定するのは難しく、多くのサメが過小評価されている可能性があるので今後さらに長くなる可能性もあります。

最大寿命
-
繁殖方法
卵生
孵化するまでの期間
-
卵の数
2つ
幼魚の大きさ
-
繁殖サイクル
-
成熟年齢
-
成熟サイズ
オス:65cm、メス:60-70cm
歯の形状
中央が長く尖った三つ又の歯
泳ぐ速度
-
性格
恥ずかしがり屋っぽい
習性
危険を感じると体を丸めて尾びれで頭を隠す
1日の過ごし方
日中は休んでいる
好きな食べ物
アカザエビ、カニ、硬骨魚類
海の仲間のお友達
-
生息年代
-
発見された年
1950年
サメが住んでいる水深

※水深200mの深海を星5と評価

巨大ザメ指数

※最大全長が5m以上のサメを星5と評価

水族館で会える可能性
ペットとして飼育できる可能性

ブラウンシャイシャークの特徴とは

ブラウンシャイシャークの体色は背側が黄褐色で、腹側は黄色っぽいのが特徴です。

ブラウンシャイシャークは、危険を察知したときや捕らえられたときに体を丸めて尾で目を覆う姿が観察されることから、シャイシャーク(恥ずかしがり屋のサメ)と呼ばれています。
これは捕食者がサメを飲み込まないようにするための防御機構であると考えられているそうなのですが、果たして身を守れているのでしょうか・・・?

ブラウンシャイシャークの分布域

アガルハス岬のすぐ西から南アフリカのナタール南部までの大西洋南東部の固有種です。

ブラウンシャイシャークの生息域

浅い岩場(満潮時に水面となる位置と干潮時に水面となる位置の間にある潮間帯)、大陸棚の沿岸近く。

ブラウンシャイシャークは人食いザメなの?人間への危険性は?

ブラウンシャイシャークは最大全長52.8cmの小型のサメであり、その食性から人間には無害なサメだといえます。
人食いザメではありません。

ブラウンシャイシャークの保護・保全

ブラウンシャイシャークは国際自然保護連合IUCNレッドリストで危急種(Vulnerable / VU)と評価されています。

ブラウンシャイシャークは南アフリカの分布地域では一般的に見られる種です。
商業漁業の標的になったり、食肉として利用されることはありませんが、混獲の可能性があるため、その将来が懸念されています。
また、沿岸の生息環境の悪化による懸念もあるようです。
ブラウンシャイシャークのような地理的な分布が限られている固有種は、混獲による死亡率や生息地の劣化が増加すると、個体群全体が影響を受ける可能性があります。

ブラウンシャイシャークの繁殖

ブラウンシャイシャークは卵から生まれてくる卵生のサメです。

ブラウンシャイシャークを水族館で見たい

ブラウンシャイシャークは水族館での飼育環境に適応しているサメのようですが、日本の水族館だとアクアワールド茨城県大洗水族館にしかいません(2021年現在)。

おわりに

ブラウンシャイシャークの写真はアクアワールド茨城県大洗水族館で撮り次第追加します。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
シャーク・アクティビストReinoとにゃぶり

シャーク・アクティビストReino

シャーク・アクティビストのReinoです。 サメ専門ブロガー&YouTuberとしてサメの生態や保全についてお伝えしています。 佐賀県唐津市生まれ、東京育ち。 慶應義塾大学文学部卒業。 保有資格は環境社会検定試験(eco検定)、日本さかな検定(ととけん)3級🐟 関心があるのは、哲学、サメの保全、環境倫理学、水産学、SDGs14。 好きなものは、7 MEN 侍、SixTONES、永瀬廉(King & Prince)。ブログの執筆と監修を行っています。

-サメブログ, サメの生態をわかりやすく