アラビアンカーペットシャークは1980年に発見されたサメです。
このブログでは、アラビアンカーペットシャークの特徴などを解説します。
アラビアンカーペットシャークとは
まず、アラビアンカーペットシャークの基本情報を紹介します。
アラビアンカーペットシャークの基本情報
- 標準和名
- アラビアンカーペットシャーク
- 別名
- -
- 英語名
- Arabian carpetshark
- 学名
- Chiloscyllium arabicum
- 保全状況
- 準絶滅危惧種(Near Threatened / NT)
- 分類
- テンジクザメ目テンジクザメ科
- 危険度
- シャークアタックの回数
- 0件のサメ事故(1580-2020年)
- サメの攻撃が原因の死亡事故
- 0件のサメによる死亡事故(1580-2020年)
- 生活様式
- 底生
- 分布域
- 西インド洋。インド、パキスタン、およびイラクとアラビア半島の間のペルシャ湾
- 日本国内での分布域
- なし
- 生息場所
- サンゴ礁、ラグーン、磯、マングローブ河口
- 水深
- 2〜100m
- 大きさ
- 平均的な全長45〜54cm
- 最大全長
- 89cm
- 体重
- 645g
- 平均寿命
- - 歳。
※サメの年齢を推定するのは難しく、多くのサメが過小評価されている可能性があるので今後さらに長くなる可能性もあります。
- 最大寿命
- -
- 繁殖方法
- 卵生
- 孵化するまでの期間
- 70~80日
- 卵の数
- 4つ
- 幼魚の大きさ
- 10cm以下
- 繁殖サイクル
- 半年
- 成熟年齢
- -
- 成熟サイズ
- 45〜54cm
- 歯の形状
- -
- 泳ぐ速度
- -
- 性格
- -
- 習性
- 洞窟や隙間が好き
- 1日の過ごし方
- -
- 好きな食べ物
- 硬骨魚類、エビ、カニ、イカなど
- 海の仲間のお友達
- -
- 生息年代
- -
- 発見された年
- 1980年
- サメが住んでいる水深
※水深200mの深海を星5と評価
- 巨大ザメ指数
※最大全長が5m以上のサメを星5と評価
- 水族館で会える可能性
- ペットとして飼育できる可能性
アラビアンカーペットシャークの特徴とは
アラビアンカーペットシャークは1980年に発見されたサメです。
新種として記録される前は、アラビアン・カーペットシャークはグレイ・バンブー・シャーク(C. griseum)と誤報されていました。
アラビアンカーペットシャークの特徴は長い尾びれと茶色の体色です。
体は細長く、ほぼ円筒形で、鼻は太く、丸い形をしています。
目の大きさは普通で、頭の高い位置にあります。
上の歯列は26〜35本、下の歯列は21〜32本あります。
歯には大きな中央の尖端と一対の側面の尖端があります。
鰓孔は5対ですが、4番目と5番目の鰓穴の位置が近く、ぱっと見だと鰓孔は4対に見えます。
アラビアンカーペットシャークの分布域
ペルシャ湾からパキスタン、インド西部に分布。
春から夏にかけてペルシャ湾に多く生息しています。
オマーンやインドからはほとんど報告されていません。
アラビアンカーペットシャークの生息域
珊瑚礁、ラグーン、岩礁海岸、マングローブの河口など。
アラビアンカーペットシャークは人食いザメなの?人間への危険性は?
アラビアンカーペットシャークは最大全長89cmの小型のサメなので人食いザメではありません。
また、テンジクザメ科のサメなので性格もおとなしいと推察されます。
アラビアンカーペットシャークの保護・保全
アラビアンカーペットシャークは混獲や生息地の劣化が進んでいることから、国際自然保護連合IUCNレッドリストで準絶滅危惧種(Near Threatened / NT)と評価されています。
混獲されるものの利用されることはほとんどないようです。
アラビアンカーペットシャークの繁殖
アラビアンカーペットシャークは卵から生まれてくる卵生のサメです。
飼育下での繁殖も行われています。
日本ではアクアワールド茨城県大洗水族館で赤ちゃんが誕生しています。
アラビアンカーペットシャークを水族館で見たい
小型で人間に無害なアラビアンカーペットシャークは、水族館での飼育だけではなくペットとしての飼育にも適した数少ないサメの1種です。
アラビアンカーペットシャークは日本の水族館だとアクアワールド茨城県大洗水族館にいます(2021年現在)。
おわりに
アラビアンカーペットシャークの写真はアクアワールド茨城県大洗水族館で撮り次第追加します。