イタチザメといえば、ホホジロザメと並ぶ大型のサメです。
このブログでは、好奇心旺盛で見た目もかわいいイタチザメの特徴、食性、分布域、季節回遊、日本国内での生息域、危険性、人食いザメなの?という疑問や、イタチザメの気になる生態などについて詳しく解説します。
おすすめのイタチザメ動画も紹介します。
イタチザメとはGaleocerdo cuvier 1822年
分類Scientific Classification
イタチザメは最近までメジロザメ科のサメとして分類されていましたが、形態的・生物学的に明確な違いがあり、遺伝的に異なるためイタチザメ科に分類されるようになりました (Ebert, Fowler, & Dando, 2021)。
このイタチザメ科は最近復活した1属1種の科です。
2023年現在、イタチザメ科 Galeocerdonidae > イタチザメ属 Galeocerdoに属するサメはイタチザメのみです。
- 界 Kingdom
- 動物界 Animalia
- 門 Phylum
- 脊索動物門 Chordata
- 綱 Class
- 軟骨魚綱 Chondrichthyes
- 亜綱 Subclass
- 板鰓亜綱(ばんさいあこう) Elasmobranchii
- 亜区 Subcohort
- サメ亜区 Selachii
- 上目 Superorder
- ネズミザメ上目 Galeomorphi
- 目 Order
- メジロザメ目 Carcharhiniformes
- 科 Family
- イタチザメ科 Galeocerdonidae
- 属 Genus
- イタチザメ属 Galeocerdo
- 種 Species
- イタチザメ Galeocerdo cuvier
イタチザメの基本情報
まず、イタチザメの基本情報を紹介します。
- 標準和名
- イタチザメ(鼬鮫)
- 別名
- サバブカ(鯖鱶)、イッチョー(沖縄県)、トラ(東京市場)、海のゴミ箱、maneater shark(人食い鮫)
- 英語名
- Tiger Shark
- 学名
- Galeocerdo cuvier
- 学名の読み方
- ガレオセルド・キュヴィエ
- 保全状況
- 準絶滅危惧(NT / Near Threatened)
- 分類
- メジロザメ目 > イタチザメ科 > イタチザメ属
- 生活様式
- 遊泳性
- 歯の形状
- ノコギリ状の歯
- 大きさ
- 平均的な全長は4m〜5m
- 最大全長
- 記録されている最大サイズは全長(TL)740cmだが、500cmを超える個体はめったに見られない(Ebert et al.)
- 体重
- 385〜862kg
- 泳ぐ速度
- わずか数秒で最大時速30キロ
- 平均寿命
- 27~37歳
※サメの年齢を推定するのは難しく、多くのサメが過小評価されている可能性があるので今後さらに長くなる可能性もあります。
- 最大寿命
- 27~37歳
- 生息年代
- ポリネシアの神話に登場
- 命名された年
- 1822年
- 特徴
- すべてのサメの中で最も幅広い食生活、視力が高く、嗅覚は非常に鋭い
- 性格
- 食いしんぼう
- サメの生態
- 夜行性。単独行動を好む。2,500km以上の季節回遊。
- 好きな食べ物
- 魚、ウミガメ、アザラシ、ウミヘビ、イルカ、海鳥類、哺乳類、仲間を含むサメ。多種多様な海洋の獲物だけではなく陸生動物まで!
- サメが住んでいる水深
※水深200mの深海を星5と評価
- 巨大ザメ指数
※最大全長が5m以上のサメを星5と評価
- 水族館で会える可能性
- ペットとして飼育できる可能性
イタチザメは危険な人食いザメなの?
- 危険度
- シャークアタックの回数
- 142件のサメ事故(1580-2024年)
- サメの攻撃が原因の死亡事故
- 39件のサメによる死亡事故(1580-2024年)
イタチザメは危険な人食いザメなの?という疑問をお持ちの方も多いでしょう。
557種のサメ(2024年3月時点)のうち人間にとって危険なサメはごくわずかです。イタチザメは、平均的な大きさが4m〜6mの大型のサメなので人間にとって危険なサメに分類されています。
人間に挑発されていないにも関わらず発生するシャークアタックのほとんどは、ホホジロザメ、イタチザメ、オオメジロザメ、ヨゴレによるものといわれています。
イタチザメは危ない?
イタチザメは、平均的な大きさが4mから6mという大型のサメです。イタチザメによるサメ事故はホホジロザメに次いで2番目に多いため、人間にとって危険なサメの一種です。海中でイタチザメに遭遇した場合は、十分な注意が必要です。
イタチザメの怖いところは、海洋のさまざまな環境に適応しており、外洋まで出ることもできるかと思えば、水深が膝くらいまでしかない浅瀬や波打ちぎわなどの非常に浅い場所にも現れることも稀にあることです。フィッシュベースにもイタチザメの生息域は水深0m〜と記載されています。
大型のイタチザメが目撃されたばかりの場所での遊泳は控え、常に周囲に注意を払いましょう。イタチザメは攻撃的な性格で知られていますが、過剰な心配は必要ありません。冷静な判断と適切な行動で安全を確保しましょう。
イタチザメは人間を食べる?
イタチザメは大型なので人間にとって危険なサメです。実際にイタチザメによりシャークアタックも発生しています。しかしながら、イタチザメが人食いザメで人間を好んで食べるということはまず考えられません。
イタチザメは波打ちぎわなどの非常に浅い場所にも現れることもあるため、もしも人間を好んで食べるとしたらもっと多くのサメ事故が起きるはずだからです。
そのようなことは、サメ映画の中でしか起きていません。
イタチザメによるサメ事故の発生件数
インターナショナルシャークアタックによると、1580-2024年までに起きたイタチザメによるシャークアタックの回数は142件です。そのうち、イタチザメによるシャークアタックで怪我をした人は103人、最悪の結果となってしまったのは39人です。
▼日本で起きたイタチザメによるサメ事故はこちら
サメ事故は年間何件?日本に生息する人食いザメの種類・分布・危険性
世界や日本でのシャークアタックについての内容が30ページ弱あります。
1992年3月8日に起きた瀬戸内海サメ騒動(瀬戸内海サメ襲撃事件)については、当時の新聞記事、調査結果、証拠、状況などが詳細に記されています。
サメの危険な一面だけではなく、生態などについても詳しく学べるので初心者におすすめの一冊!
イタチザメがダイバーにシャークアタックする動画
ダイビング中にダイバーがイタチザメに攻撃される動画です。
幸いマスクを剥ぎ取られただけで襲われたダイバーは無事ですが、やはり野生生物の行動は予測できないということを改めて考えさせられます。
世界や日本でのシャークアタックについての内容が30ページ弱あります。
1992年3月8日に起きた瀬戸内海サメ騒動(瀬戸内海サメ襲撃事件)については、当時の新聞記事、調査結果、証拠、状況などが詳細に記されています。
サメの危険な一面だけではなく、生態などについても詳しく学べるので初心者におすすめの一冊!
イタチザメと人との関わり
イタチザメによる人間への攻撃報告数ではホホジロザメ(Carcharodon carcharias)に次いで2位です。イタチザメは好奇心旺盛なサメですが、遭遇しても攻撃的ではないことがほとんどです(Compagno et al. 2005)。バハマのタイガービーチではケージなしのイタチザメとのダイビングが人気です。そうはいっても、サメによる襲撃や最悪の結果となってしまった事故に多く関与している3種のサメのうちの1種なので、細心の注意と野生に生きる彼らへの多大な敬意をもって接する必要があります(ISAF 2018)。
イタチザメは潮が引いた時に姿を現すリーフ(サンゴ礁)や港、運河にも現れることがあります。たとえば、ハワイの海では、メスが9月から11月の間に出産のために島に移動するため、イタチザメと人間の遭遇が増加するそうです(NBC News, 2023)。
イタチザメは絶滅危惧種?
イタチザメは絶滅危惧種?
イタチザメは今のところ絶滅危惧種ではありませんが、将来的に危惧されている準絶滅危惧(NT)と評価されています。
絶滅 | 絶滅危惧種 | 絶滅リスクは低い | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
1.絶滅(EX) | 2.野生絶滅(EW) | 3.深刻な危機(CR) | 4.危機(EN) | 5.危急(VU) | 6.準絶滅危惧(NT) | 7.低懸念(LC) |
どこにもいない | ほぼ絶滅 | かなりやばい | やばい | やばそう | そろそろやばい | 今は心配なし |
メガロドン | - | ヨゴレ、シロワニ、アカシュモクザメ | アオザメ、ニタリ、レモンザメ | オオメジロザメ、ホホジロザメ、クロヘリメジロザメ | イタチザメ、ヨシキリザメ | ネコザメ |
- | - | イリオモテヤマネコ、ラッコ | トキ、トラ | パンダ | トド | - |
- | - | - | ニホンウナギ | クロマグロ | - | ブリ |
※この他に、データ不足で正しく評価できない情報不足種 (DD / Data Deficient)、まだ評価がされていない未評価種 (NE / Not Evaluated)というふたつのカテゴリーがあります。
※IUCNレッドリストでは、未評価種 (NE)、情報不足種 (DD)、低懸念(LC)、.準絶滅危惧(NT)、絶滅危惧種(危急、危機、深刻な危機)、野生絶滅(EW)、絶滅(EX)の9つのカテゴリに分類しています。
※レッドリストについては『絶滅危惧種のサメの種類とは?IUCNレッドリストのまとめ【2021年10月版】』で解説しています。
イタチザメはサメ漁、混獲、駆除などで捕獲されています。イタチザメはフカヒレ、サメ皮、肝油としてだけではなく、肉や軟骨も利用されています。イタチザメのフカヒレはホンコンで取引されているようです (Clarke et al. 2006)。
イタチザメはサメの中では多産なサメですが、今後もフカヒレへの需要が続くと、個体数が減少してしまい絶滅危惧種になってしまう可能性があります。
現在、IUCNレッドリストで、イタチザメは絶滅危惧種の一歩手前の準絶滅危惧種と評価されています。
イタチザメはブルーカーボン生態系の守護者!?
1991年よりユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されているオーストラリア・西オーストラリア州の西海岸中央部ガスコイン地域のシャーク湾 (Shark Bay) にもイタチザメが生息しています。
海草は小魚たちの隠れ家や、草食性の魚たちの食料であり、シャーク湾の生態系を支えています。
ところが、2011年、西オーストラリアではこれまでにない極端な海洋熱波により海草は大きな被害を受けてしまいました。
その後、海藻たちは徐々に復活を遂げているのですが、イタチザメが頻繁に訪れる場所では海草がより高い速度で成長することに研究者たちが気づきました。
この原因は、海草を食べるのが好きなウミガメやジュゴンをイタチザメが怖がらせるためだとみられています。(Ref.7)
イタチザメへの恐怖心が結果として海草の成長を促したというおもしろいサメエピソードですね。
まるでブルーカーボン生態系の守護者のようです。
イタチザメの生態
イタチザメは、かつてはメジロザメ科のサメでしたが、他のメジロザメ科のサメとは遺伝子的に異なるためイタチザメ科に分類されるようになりました。
大きさ
イタチザメは、海で見られる魚類の中で最大の種のひとつで、平均的なイタチザメはジンベエザメ、ウバザメ、ホホジロザメの次に大きなサメや魚として位置づけられています。記録されている最大サイズは全長7.4mですが、5mを超える個体はめったに見られないそうです(Ebert et al.)
ほとんどの大型海水魚種と同じく、メスのイタチザメはオスのイタチザメよりもはるかに大きく成長します。
メスのイタチザメは赤ちゃんザメをお腹の中で育てるために胴回りがしっかりとするためです。
見た目の特徴
模様の特徴
イタチザメは美しい縞模様をもつサメで、その模様は成長とともに変化します。
赤ちゃんのイタチザメは、丸みを帯びた灰色の斑点で覆われています。
わかりやすくいうとサバのような模様です。
この模様はサメが成熟するにつれて縞模様に融合していき、縞模様は薄れていきます。
歯の特徴
引用:沖縄美ら海水族館
イタチザメの歯はハート形です。
ハート型というとかわいいイメージになってしまいますが、イタチザメの歯はウミガメの甲羅を砕くこともできます。
一見かわいいのに怖いですね。
イタチザメの寿命
イタチザメ最大寿命は27~37歳(Natansonら1999年、Kneeboneら2008年、Holmesら2015年)と推定されています。
ホホジロザメやオオメジロザメなどの他の大型種のサメと比較すると少し短く感じてしまいますね。
イタチザメの繁殖
- 妊娠期間
- 9〜16か月
- 産仔数
- 10〜80匹
- 幼魚の大きさ
- 50〜90cm
- 繁殖サイクル
- 3年ごと
- 成熟年齢
- 4~13歳
いつ成熟する?
イタチザメの成熟年齢は4~13歳(Branstetterら1987年、Smithら1998年、Natansonら1999年、Afonsoら2012年、Meyerら2014年、Holmesら2015年)炉推定されています。イタチザメのサイズと成熟年齢には地域差があり、メスは274~345cm、オスは250~305cmで成熟するとみられています(Compagno 1984, Randall 1992, Simpfendorfer 1992, Wintner and Dudley 2000, Whitney and Crow 2007, Holmes et al.)。
妊娠期間や赤ちゃんザメの数
イタチザメは母ザメがお腹の中で赤ちゃんを育てる胎生のサメです。
一度に出産する赤ちゃんザメの数は最大82匹、平均は26~33匹です(Tester 1969, Bass et al. 1975, Simpfendorfer 1992)。
生まれたばかりの人間の赤ちゃんの身長は平均で約50㎝。それに対して、生まれたばかりのイタチザメの赤ちゃんの大きさは51〜90cmなので、個体によっては人間の赤ちゃんの2倍近くの大きさになります。(Randall 1992, Simpfendorfer 1992)。
イタチザメの妊娠期間は約15~16か月です。人間の妊娠期間が10か月なので、イタチザメのお母さんは人間とほぼ同じか、少し長い期間お腹で赤ちゃんを育てているということになります。
ハワイとオーストラリアでの繁殖サイクルは3年に1度とみられています(Whitney and Crow 2007, Holmes 2015)。
胎生のイタチザメの栄養源は?
胎生のイタチザメですが、お母さんザメの胎内で成長するための栄養源については未解明でした。
メジロザメのグループのほとんどの種は哺乳類のように胎盤を持っていますが、イタチザメには胎盤がありません。
50〜90cmというサイズで生まれてくるイタチザメの子供はどのようにして栄養をとり、成長しているのかということは謎に包まれていたのです。
そんな中、2016年、沖縄美ら島財団は妊娠中のイタチザメの子宮は有機物が含まれる液体で満たされていることを発表しました(Castro et al., 2016)。
この液体には、何か特定の物質が分泌されているわけではなく、まるでスープのようにさまざまな有機物が含まれているそうです。
イタチザメの子供たちは、このスープ状の液体で栄養を吸収して、すくすくと育っているのですね。
イタチザメのお腹の中の赤ちゃんサメ動画
イタチザメのお腹の中の赤ちゃんサメ動画を紹介します。
全長3.8メートルもある妊娠中のイタチザメに超音波検査を行っている動画です。
この動画では母イタチザメのお腹の中に20匹の赤ちゃんサメがいることを発見します。
イタチザメは一度に80匹もの赤ちゃんサメを産むこと多産なサメといわれていますが、30匹が平均的な出産数のようです。
イタチザメの食性
まさかこんなものまで!?といいたくなるイタチザメの食生活。
魚類、ウミガメ(甲羅も砕く)、ワニ、クジラ、甲殻類、海産哺乳類、鳥類、爬虫類、同じ種の仲間も含むサメ類まで何でも食べてしまいます。
死んだ獲物でも気にせず食べ、ときには車のタイヤ、ペンキ缶、ペットボトル、ビール瓶、革のジャケットなどの服、ライセンスプレートなどの人工物まで飲み込んでしまうほどの食いしん坊!
水深が膝くらいまでしかない浅瀬にも近寄ってくるので、馬や羊なども食べてしまうことも。
※映画「ジョーズ」で、フーパーが死んだイタチザメの胃からルイジアナプレートを引っ張るのそのシーンは科学的にも正確
ハワイ沖で捕獲されたイタチザメの胃の中からは、ネズミ、犬、猫、馬など、さまざまな動物が発見されたとか。
その雑食性の食べ方おかげなのか、びっくりするぐらい大きく成長する個体もいます。
食事中のイタチザメ
死んだクジラを捕食するイタチザメの動画です。
イタチザメが海草をくわえている(食べている??)シーンもあります。
食事中の動画が苦手な方はスルー推奨です。
イタチザメの分布域と生息域
イタチザメの分布域
イタチザメは地中海を除いて、世界中の温帯および熱帯の海域、東シナ海(鮮半島西岸・南岸,台湾,香港,西沙群島,中沙群島)、日本の太平洋側〜沖縄などに分布しています。
外洋と浅い沿岸海域の両方に生息するイタチザメは人間にとって危険なサメとしてよく知られています。
アイスランドやイギリスから北に向かっている個体の報告が確認されていますが、これらの事例は大西洋を越えて北にある暖かいメキシコ湾流に沿ってサメが移動した結果である可能性があります(Ref.4)。
イタチザメの生息域
イタチザメの生息域はサンゴ礁、沿岸および外洋域ですが、水の濁った礁湖(しょうこ:砂州やサンゴ礁により外海から隔てられた水深の浅い水域)、港湾、内湾の汽水域(河川の淡水と、海洋の海水とが混合する場所、ラグーン)でも見られることがあります。
イタチザメは主に表層から水深100mまで生息していますが、ときには1,000mを超える深さ(最大記録1,136m)まで潜ることもあるそうです(Holmes et al.)。
イタチザメの季節回遊
イタチザメは単独行動で2,500km以上の季節回遊を行うと考えられています。
7年間に及ぶイタチザメの季節回遊について調査結果によると、ハワイのメスのイタチザメはオスのイタチザメよりも広く回遊する傾向があるそうです。
2015年にScientificReportsで発表された別の分析では、大西洋の24匹の成体イタチザメに焦点が当てられ、冬の間、カリブ海と西インド諸島周辺にとどまっていることがわかりました。夏になると、イタチザメは北に向かい、一年の最も暖かい時期をアメリカ合衆国中部大西洋岸で過ごし、ニューイングランド地方の南部に位置するコネチカット州まで冒険しました。
イタチザメがなぜ季節回遊するのかはわかりませんが、北の海に住む若いアカウミガメと関係があるかもしれません。(Ref.7)
イタチザメの日本国内での分布・生息地
イタチザメは主に沖縄、関東以南の沿岸域に生息しています(Ref.3)。
沖縄では、イタチザメの駆除やイタチザメの捕獲などがニュースになりますね。
一般的にイタチザメの生息域は房総半島~屋久島の太平洋沿岸や、青森県牛滝、秋田県男鹿半島、相模湾、東京湾、小笠原諸島、琉球列島などに分布しています(Ref.5)。
イタチザメについてのよくある質問
イタチザメについてのよくある質問をまとめました、さらに知りたい方のためにおすすめ記事へのリンクも貼っています。
イタチザメとホホジロザメの違いは?
ひと口にサメといっても、イタチザメとホホジロザメは見た目や大きさも違うサメなのです。
イタチザメとホホジロザメの違いについては、『イタチザメとホホジロザメの違いとは?』で写真も交えて紹介しています。
イタチザメは水族館にいるの?
イタチザメはときどき水族館で飼育されていることがありますが、その数は多くありませんし、長期飼育は難しいです。
イタチザメは水族館については『イタチザメがいる水族館は?』でイタチザメに会える場所やこれまでの飼育履歴などを紹介しています。
イタチザメとダイビングできる場所はどこ?
イタチザメとダイビングできる場所はバハマのタイガービーチが有名です。
イタチザメとダイビングできる場所については『イタチザメとダイビングできる場所は?』で紹介しています。
参考文献一覧
(2)Castro, J. I., Sato, K., & Bodine, A. B. (2016). A novel mode of embryonic nutrition in the tiger shark, Galeocerdo cuvier. Marine Biology Research
(3)イタチザメ - 東京都島しょ農林水産総合センター
(4)Discover Fishes『Galeocerdo cuvier』2021年3月3日に閲覧。
(5)崎山直夫・瀬能宏『相模湾におけるイタチザメ(メジロザメ目,メジロザメ科)の出現状況』2021年3月3日に閲覧。
(7)MARK MANCINI, “11 Facts About Tiger Sharks”Mental Floss, JUNE 5, 2018, 2021年6月20日に閲覧。
(8) David A. Ebert (著), Marc Dando (著), Sarah Fowler (著), Rima Jabado (はしがき, 寄稿) “Sharks of the World” Princeton University Press,2021年