サメ好きにはたまらない、イタチザメとのダイビング!
迫力満点のその姿に、少し緊張しながらも心が躍りますよね。
今回のブログでは、イタチザメとダイビングできる場所やイタチザメの行動について紹介します。
※随時更新します。
イタチザメとダイビング
ホホジロザメに次いで危険なサメといわれているイタチザメですが、ケージなしでダイビングすることができるんです。
バハマのタイガービーチでイタチザメとダイビング
イタチザメと一緒にダイビングしたり写真を撮ったりしたい人に人気のサメダイビングスポットタイガービーチ。
タイガービーチは、グランドバハマ島のウエストエンドからボートで北西に1時間の場所にあります。
米国フロリダ州のフォートローダーデールからほぼ等距離にある浅い砂浜です。
グランドバハマ島タイガービーチのイタチザメ
バハマのタイガービーチは、この海域を頻繁に訪れるイタチザメに由来して、タイガービーチという名前が付けられました。
イタチザメといえば、ホホジロザメを除くどのサメよりも人間への攻撃が多く記録されていますが、バハマのタイガービーチでは穏やかで、友好的で、好奇心が強い様子。一般的にはイタチザメが危険なサメであることを忘れてしまいそうです。
イタチザメとノーケージダイビング
多くの人々がイタチザメと一緒に泳いだり観察したりするためにここにやって来ます。
近年、イタチザメはタイガービーチで大きな注目を集めており、ノーケージダイビングもできます。
タイガービーチ近くのサンゴ礁には、大量のサンゴを含むたくさんの海洋生物が生息しています。
この海域でサメダイビングをする場合は、レモンザメ、ヒラシュモクザメ、ペレスメジロザメ、コモリザメなど、ここに生息する他のサメも見ることもできるそう。
心配なシーンも多少ありますが、楽しそうです。
イタチザメの行動への注意点
イタチザメの若い個体は好奇心が強くダイバーに人気ですが、大型のサメになってくると人間にとって危険な存在です。
水中のダイバーに近づき、ゆっくりと旋回することがあります。
このゆっくりとしたイタチザメの動きを攻撃性がないものと安心して落ち着かないでください。
イタチザメは、のんびりしているかと思いきや、さりげなく噛むことがあります。
また、イタチザメはサメを引き付けて水中写真撮影をするダイバーや魚のモリ突きをしている人に対して攻撃的になることがあるので油断大敵です(Ref.1)。
イタチザメが人になつく!?
ホホジロザメを除くどのサメよりも人間への攻撃が記録されているイタチザメですが、ここではイタチザメの穏やかで、好奇心が強い面をピックアップします。
巨大ザメディープブルーやホホジロザメと泳ぐ動画が印象的なオーシャン・ラムジー(Ocean Ramsey)さんのパートナーJuan Oliphantさんのインスタグラムより。
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イタチザメがまるで猫のようになついています!?
イタチザメと海中で仲良くするのはかなりの勇気が必要だと思うのでなかなか真似できないと思いますが 笑
危険なサメといわれがちなイタチザメがこんなふうに人間になついているかのように振る舞うこともあるのですね。
これはわたしの考えですが、どんな生きものも「心地いい」という「感覚」を持っているように思うんですよね。このイタチザメも「心地いい」感じがするのでなついているかのような状態になっているのかなぁと。
自分以外の存在にくっつくことで安心したり、心地よさを感じるのは人間だけではなく、あらゆる生きものに共通している感覚のように思うのです。
みなさんはどう思いますか?
※イタチザメを友人として扱っているオーシャン・ラムジー氏ですら、CNNの記事『伝説の巨大ホホジロザメに遭遇、撮影に成功 ハワイ沖』にて、サメは人間の予測不能な行動に出る場合もあると警告しており、「ホホジロザメやイタチザメのいる水域に故意に飛び込むのは全くおすすめできない」といっています。
海の中でイタチザメを見かけたときに安易に真似するのはやめましょう。
参考文献
(1) Global Shark Attack File、2021年3月4日に閲覧。