白亜紀の地層から化石が発見された古代サメ「アクイロラムナ・ミラルカエ(ワシザメ)」。
このブログでは、古代サメ「アクイロラムナ・ミラルカエ(ワシザメ)」の特徴などを解説します。
アクイロラムナ・ミラルカエ(ワシザメ)とは
まず、アクイロラムナ・ミラルカエ(ワシザメ)の基本情報を紹介します。
アクイロラムナ・ミラルカエ(ワシザメ)の基本情報
- 標準和名
- アクイロラムナ・ミラルカ(学名を日本語読み)
- 別名
- ワシザメ、イーグルシャーク
- 英語名
- Eagle Shark
- 学名
- Aquilolamna Milarcae
- 保全状況
- 絶滅
- 分類
- 板鰓亜綱のサメの一種であるネズミザメ目(Lamniformes)
- 危険度
- 分布
- メキシコ湾の海域
- 好きな食べ物
- プランクトン
- 生息年代
- 約9300万年前の白亜紀
- 命名された年
- 2012年、メキシコのヌエボレオン州のバジェシージョにいる未知の採石労働者によって。2021年に研究チームが論文を発表。
- 巨大ザメ指数
※最大全長が5m以上のサメを星5と評価
アクイロラムナ・ミラルカエ(ワシザメ)の特徴とは
長い翼を連想させる非常に長くて薄い胸ビレが特徴です。
アクイロラムナ・ミラルカエ(ワシザメ)の標本の全長は1.65メートル、幅は1.90メートルでした。
胸ビレが長いサメといえばヨゴレです。
ヨゴレの胸ビレの大きさは全長の25%、その幅は全長の10%です。
つまり、最大全長の4mのヨゴレなら、胸ビレの大きさは1m、幅は40mということになります。
今回発見されたアクイロラムナ・ミラルカエ(ワシザメ)の標本は全長1.65メートル、幅は1.90メートルなので、ヨゴレよりもずっと長い胸ビレをもつということになります。
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解剖学的特徴は、サメとエイの両方を組み合わせたキメラの外観をもつアクイロラムナ・ミラルカエ(ワシザメ)。
アクイロラムナ・ミラルカエ(ワシザメ)の頭部には幅が広い口があります。
口が大きく、歯が非常に小さいためプランクトンを食べていた可能性があります。
アクイロラムナ・ミラルカエ(ワシザメ)の生息域
アンモナイト、硬骨魚、その他の海洋爬虫類の化石などの発見ですでに有名なメキシコ湾の海域。
約9,300万年前の白亜紀後期のチューロニアン時代に遠洋の生息地に住んでいた可能性。
折り紙でアクイロラムナ・ミラルカエ(ワシザメ)を作ってみよう!
おわりに
メガロドンもアクイロラムナ・ミラルカエ(ワシザメ)もネズミザメ科とみられているのが気になるところ。
何か発見したらアップデートします。