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サメの生態をわかりやすく

オーストラリアンマーブルキャットシャークの特徴、大きさ、生態、水族館にいるの?

2021年1月19日

© Reino / Sharkspedia. AI-generated reproductions or full translations must not substitute for the original article. Please cite and link to the original source.

オーストラリアンマーブルキャットシャークはメジロザメ目トラザメ科のサメです。
このブログでは、オーストラリアンマーブルキャットシャークの特徴などを解説します。

オーストラリアンマーブルキャットシャークとは

まずは、オーストラリアンマーブルキャットシャークの基本情報を紹介します。

オーストラリアンマーブルキャットシャークの基本情報

This is a biological picture of an  Atelomycterus macleayi.
出羽雀台, CC BY-SA 4.0 , via Wikimedia Commons

標準和名
オーストラリアンマーブルキャットシャーク
別名
-
英語名
Australian marbled catshark
学名
Atelomycterus macleayi
保全状況
低危険種(低懸念 / Least Concern / LC)

※IUCNレッドリスト2015年評価(White 2015)

分類
メジロザメ目トラザメ科
危険度
シャークアタックの回数
0件のサメ事故(1580-2020年)
サメの攻撃が原因の死亡事故
0件のサメによる死亡事故(1580-2020年)
生活様式
底生
分布域
東インド洋。オーストラリア固有種。西オーストラリア州のポートヘッドランドからノーザンテリトリーのメルヴィル島までの熱帯オーストラリア
日本国内での分布域
なし
生息場所
サンゴ礁、砂底や岩場の浅い沿岸
水深
浅い沿岸域。しばしば非常に岸に近い場所。少なくとも水深60mまでの記録あり
大きさ
平均的な全長 - cm
最大全長
60cm
体重
-
平均寿命
- 歳。

※サメの年齢を推定するのは難しく、多くのサメが過小評価されている可能性があるので今後さらに長くなる可能性もあります。

最大寿命
-
繁殖方法
卵生
孵化するまでの期間
-
卵の数
-
幼魚の大きさ
10cm
繁殖サイクル
-
成熟年齢
-
成熟サイズ
オス:48cm、メス:51cm
歯の形状
-
泳ぐ速度
-
性格
-
習性
-
1日の過ごし方
日中は洞窟のような場所
好きな食べ物
小魚、エビ、カニ、その他の甲殻類
海の仲間のお友達
-
生息年代
-
記録された年
1939年
サメが住んでいる水深

※水深200mの深海を星5と評価

巨大ザメ指数

※最大全長が5m以上のサメを星5と評価

水族館で会える可能性
ペットとして飼育できる可能性

オーストラリアンマーブルキャットシャークの特徴とは

Atelomycterus macleayi
FAO, CC BY 3.0 , via Wikimedia Commons

オーストラリアンマーブルキャットシャークは砂浜や岩の底で見つかったあまり知られていない沿岸のトラザメです。
体色は茶色、体は細く、大きな黒い斑点と線があります。

最大全長は60cmで、オスは48cm、メスは51cmで成熟します。孵化したばかりの子ザメは全長10cmほどです(Last and Stevens 2009)。

オーストラリアンマーブルキャットシャークの分布域

オーストラリアンマーブルキャットシャークは東インド洋に分布するオーストラリアの固有種です。

Atelomycterus macleayi distmap
Chris_huh, CC BY-SA 3.0 , via Wikimedia Commons

西オーストラリア州のポートヘッドランドからノーザンテリトリーのメルヴィル島までの熱帯オーストラリアに分布します(Last and Stevens 2009)。
熱帯性のサメ。

オーストラリアンマーブルキャットシャークの生息域

オーストラリアンマーブルキャットシャークは砂浜と岩石の両方の底生生息地の浅い沿岸地、泥や砂底の浅い沿岸のサンゴ礁に生息します。
海岸のすぐそばの、非常に浅い場所で見つかることが多いサメです。
記録されている水深は、少なくとも60mまでとされています(Springer 1979;Last and Stevens 2009、White 2015経由)。

オーストラリアンマーブルキャットシャークは人食いザメなの?人間への危険性は?

オーストラリアンマーブルキャットシャークは最大全長60cmの小型のサメであり、その食性から人間には無害なサメだといえます。
人食いザメではありません。

オーストラリアンマーブルキャットシャークの保護・保全

オーストラリアンマーブルキャットシャークは、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで低危険種(低懸念 / Least Concern / LC)と評価されています(2026年7月更新)。この評価は2015年に公表され、William T. Whiteが担当しました(White 2015)。

個体数は分かっていない

Whiteは、この種の個体数の規模も、増えているのか減っているのかという傾向も分かっていないと書いています。ただし、ノーザンテリトリーの沿岸では数が多いという報告があります(Last and Stevens 2009)。

どんな漁業と関わるのか

このサメには商業的な価値がありません。混獲される可能性がある漁業として、Whiteは次の三つを挙げています。

西オーストラリア州のピルバラ魚類トロール漁業、同州内の一部のエビトロール漁業、そして連邦政府が管理する北部エビ漁業(Northern Prawn Fishery)です。いずれも狙って獲る漁ではなく、網に入った場合は捨てられる混獲だと考えられています。

ただし、このサメが暮らしているのは、海岸のすぐそばの非常に浅い場所や、人があまり近づかない岩場です。Whiteは、こうした場所ではトロール網と出会う可能性そのものが低いと述べています。

生息場所が保護区と重なっている

西オーストラリア州の北岸生物地理区(North Coast Bioregion)では、広い範囲がトロール漁の恒久的な禁止区域になっています。またピルバラ魚類トロール漁業では、2009年以降、漁獲努力量の枠が削減されました(Fletcher and Santoro 2014、White 2015経由)。

さらに、西オーストラリア州の法律では、サメとエイの仲間が商業的に保護されています。州が管理するサメ漁業に従事する船をのぞき、商業漁船はサメやエイの製品を持ち帰ることが基本的にできません(White 2015)。

このサメが「低危険種」と評価されているのは、数が多いことが確認されたからではありません。漁業と重なりにくい場所に暮らしていて、その場所の多くが禁漁区にあたるという条件が重なっているためです。

利用と取引

この種が利用されたり、取引されたりしているという記録はありません(White 2015)。

これから必要な調査

この種だけを対象にした保全措置は、いまのところありません。Whiteは、個体群の構造と生物学についてさらに調査が必要だとしています。また、生息域で操業しているトロール漁業の魚種組成データがあれば、個体数の多さや傾向を間接的に測る手がかりになると述べています(White 2015)。

オーストラリアンマーブルキャットシャークの繁殖

オーストラリアンマーブルキャットシャークは卵から生まれてくる卵生のサメです(Springer 1979、White 2015経由)。
孵化したときの全長は10cmほどです(Last and Stevens 2009)。

オーストラリアンマーブルキャットシャークを水族館で見たい

オーストラリアンマーブルキャットシャークは日本の水族館だとアクアワールド茨城県大洗水族館にいます(2021年現在)。

おわりに

オーストラリアンマーブルキャットシャークの写真はアクアワールド茨城県大洗水族館で撮り次第追加します。

※2026年7月、IUCNレッドリストの評価書を確認し、保全状況の記載を準絶滅危惧種(NT)から低危険種(LC)へ修正しました。あわせて水深と保全に関する記述を評価書の内容に合わせ、参考文献一覧を追加しています。

参考文献一覧

  1. White, W.T. (2015) Atelomycterus macleayi. The IUCN Red List of Threatened Species 2015: e.T41729A68610061. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2015-4.RLTS.T41729A68610061.en (accessed 2026-07-26).
  2. Last, P.R. and Stevens, J.D. (2009) Sharks and Rays of Australia, 2nd edition. CSIRO Publishing, Collingwood. ※White (2015) 経由で参照
  3. Springer, V.G. (1979) A revision of the catshark family Scyliorhinidae. NOAA Technical Report NMFS Circular, 422. ※White (2015) 経由で参照
  4. Fletcher, W.J. and Santoro, K. (eds.) (2014) Status Reports of the Fisheries and Aquatic Resources of Western Australia 2013/14: The State of the Fisheries. Department of Fisheries, Western Australia. ※White (2015) 経由で参照

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シャーク・アクティビストReinoとにゃぶり

シャーク・アクティビストReino

シャーク・アクティビストのReinoです。 サメ専門ブロガー&YouTuberとしてサメの生態や保全についてお伝えしています。 佐賀県唐津市生まれ、東京育ち。 慶應義塾大学文学部卒業。 保有資格は環境社会検定試験(eco検定)、日本さかな検定(ととけん)3級🐟 関心があるのは、哲学、サメの保全、環境倫理学、水産学、SDGs14。 海やサメ以外で好きなのは、橋本涼さん(B&ZAI)。海属性の人が好き。

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