今回のブログでは人間にとって危険な地球上の生物ランキングを紹介します。
サメ映画『ジョーズ』のイメージで人食いザメと人間に恐れられているサメたちは何位でしょうか。
人間にとって危険な地球上の生物ランキング
人間にとって危険な地球上の生物ランキングといわれて、あなたが想像するのはどんな生物ですか?
サメ、クマ、蛇、ワニ・・・などを想像する人が多いのではないでしょうか。
実際、サメやクマなどによる人間の襲撃はニュースとして報じられ、特にサメ事故は国際的に報じられるほどです。
では、まず15位の発表です。
15位 サメ – 年間6人が死亡
サメの攻撃は人々が想像し、恐れを抱いているよりもかなりまれです。
2014年には、サメの攻撃に関連した世界の死亡者はわずか3人でしたが、2015年には6人で、これは平均的な数字です。
つまり、サメが殺す人間の数は想像よりもずっと少ないのが現実です。
映画『ジョーズ』のおかげで、いまだに多くの人がサメを恐れていますが、サメが次々に人間を狙って襲いかかってくるのはフィクションだということがわかりますね。
ただし、海でホホジロザメ・イタチザメ・オオメジロザメ・ヨゴレなどに遭遇し、運悪く狙われてしまうとかなり致命的なのは事実。
海でのレジャーを好む人はサメを挑発しないように注意しましょう。
いくらサメ事故が少ないといっても大型のサメに実際に出会ってしまった場合は危険な可能性が高いです。
サメ事故は年間何件?日本に生息する人食いザメの種類・分布・危険性
14位 オオカミ – 年間10人が死亡
世界の一部の地域でオオカミは非常に危険な生き物です。
ヨーロッパでは、オオカミによる人間への攻撃は一般的ではありませんが、羊などの家畜が被害に遭う件数が多く、ノルウェーなどでは駆除の対象になっています。
オオカミによる人間への被害はインド北部で20年間で数百人が被害にあったため、それが平均を押し上げているようです。
13位 ライオン – 年間22人以上が死亡
百獣の王ライオンも致命的な事故が多いイメージですが、13位にランクイン。
しかしながら、ライオンによる死亡数を正確に把握することは難しく、推定値は年によって異なります。
また、2005年の調査によると、1990年以降、タンザニアだけで 563人がライオンに殺されているとのこと。
途上国などでは正式な数が計上されていない可能性もあるため、アフリカの他の地域では、さらに多くの死亡者が発生している可能性があります。
12位 ゾウ – 年間500人が死亡
これは意外!
ゾウは人間を襲うこ危険な生き物という一面も持っています。
しかしながら、ゾウが人間を殺すよりもはるかに多くの象が人間に殺されています。
サメも人間に恐れられていますが、混獲やフカヒレのために多くのサメが人間によって殺されています。
11位 カバ – 年間500人が死亡
実は、カバは最も危険な哺乳類のひとつです。
カバは、アフリカで最も致命的な被害を人間に与える動物のひとつと見なされることがよくあります。
温厚そうに見えるカバですが、人間に対して攻撃的であることで知られており、ときには最大4トンにもなるその巨大な体を使ってボートをひっくり返すことがあります。
さらに、鋭い歯と強力な顎で、人間を死に至らしめる能力を持っています。
10位 サナダムシ – 年間700人が死亡
サナダムシは人間の腸を乗っ取ることができます。
寄生虫が腸に潜り込むと、嚢虫症と呼ばれる感染症を引き起こします。
9位 クロコダイル(ワニ) – 年間1,000人が死亡
クロコダイル(ワニ)は毎年約1,000人もの人間を殺していますが、多くの死亡者は報告されていないといいます。
アフリカで最も多くの人が死亡した原因がクロコダイル(ワニ)による襲撃だと考えられています。
ワニの中でも悪名高いのが、アフリカの東アフリカの内陸に位置する国家ブルンジ共和国のタンガニーカ湖およびルジジ川に生息に生息している最強にして最悪の人食いワニ「ギュスターヴ」です。
「ギュスターヴ」はナイルワニのオスで全長は6~8m、体重は1トン達するといわれています。
2010年に年齢は推定68歳と発表されました。
一説によると、300人以上もの人間が被害にあったと推定されており、牛や馬などの家畜も襲撃。
未確認情報ではカバを捕食したのを目撃されたとか。
まさに最恐最悪のワニですね。
8位 回虫 – 年間4,500人が死亡
回虫は、回虫症と呼ばれる感染症を引き起こします。
小腸が影響を受けることがあり、致命的になる可能性があります。
大人よりも子供がこれらの寄生虫の影響を受けやすいようです。
7位 ツェツェバエ – 年間約 10,000 人が死亡
ツェツェバエは、アフリカ睡眠病(African sleeping sickness)と呼ばれる人獣共通感染症を引き起こす可能性があります。
これはツェツェバエが媒介する寄生性原虫トリパノソーマによって引き起こされるものです。
神経学的状態に至る前に、頭痛、発熱、関節痛、かゆみを引き起こす可能性があります。
しかしながら、ツェツェバエによる死亡者数は減少傾向にあると考えられています。
6位 サシガメ – 年間約 12,000人が死亡
オオサシガメとも呼ばれます。
その名のとおり、吸血性のサシガメは人間にとって危険な生き物です。
サシガメは注射針のような口を獲物の体に突き刺して血を吸います。
これにより、シャーガス病と呼ばれる病気を引き起こす可能性があります。
シャーガス病はクルーズトリパノソーマという寄生虫が、サシガメの媒介により動物や人に感染して発症する病気で人間の組織に感染や炎症を引き起こします。
5位 淡水カタツムリ – 年間約20,000人が死亡
カタツムリは意外と人間にとって危険な生き物です。
淡水のカタツムリは、住血吸虫症と呼ばれる病気を人々に与える寄生虫を運びます。
住血吸虫症は、淡水に住む巻貝(ミヤイリガイなど)を中間宿主として住血吸虫が人に感染する病気です。
これは、被害者が感染した水に触れたときに、寄生虫の幼虫が皮膚に侵入したときに発生します。
住血吸虫症住血吸虫症は、アフリカ、アジア、南米で最も一般的に見られ、毎年数百万人が感染し、数千人が死亡しています。
4位 犬 – 年間35,000人が死亡
犬は引っ掻いたり噛んだりすることで狂犬病をまき散らします。
WHOによると、狂犬病の約99%は犬が原因です。
日本では狂犬病の危険はほぼないと考えられますが、海外で犬に噛み付かれた時は注意しましょう。
また、人間を噛んで死亡させてしまった事件や重傷を負わせてしまう事件は日本でも発生しています。
3位 ヘビ – 年間100,000人が死亡
ヘビは非常に有毒な場合があります。
マムシ・ヤマカガシ・ハブなどは日本でも有名ですね。
また、インドネシアなどでは全長8m級の巨大アナコンダや世界最大の人食い大蛇といわれその隊長は最大で10mにもなるというアミメニシキヘビなどに人間が丸呑みされる事故も起きています。
アミメニシキヘビは日本で起きたペットとして飼われていたアミメニシキヘビの脱走事件が大きなニュースになりましたね。
ヘビによって毎年約100,000人が死亡すると考えられていますが、致命的な事故を起こす危険な爬虫類がいるすべての国の信頼できるデータを入手するのは困難であるため、その数はさらに多くなる可能性があります。
2位 人間 – 年間440,000人が死亡
人間は世界で2番目に人間にとって危険な生物です。
サメやワニやクマよりも人間がわたしたち自身の最悪の敵であるといえます。
ここまでランクインしてきた人間にとって危険な生物も人間に与える被害以上に人間に殺されている生き物が多くいます。
1位 蚊 – 年間750,000人が死亡
蚊は、病気を簡単かつ迅速に広めるため、最も人間にとって危険な生物です。
蚊に刺されると、マラリア、デング熱、黄熱病などの致命的な状態につながる可能性があります。
蚊による死亡の原因の半分以上がマラリアとなっています。
人間にとって危険な地球上の生物ランキングのまとめ
以下は、The Sun紙を参考にした数字となっているため、2014年に公開されたビル・ゲイツ氏(マイクロソフトの創業者)のブログ「GatesNotes(ゲイツノート)」の数値とは若干異なります。
- 1位 蚊 – 年間750,000人が死亡
- 2位 人間 – 年間440,000人が死亡
- 3位 ヘビ – 年間100,000人が死亡
- 4位 犬 – 年間35,000人が死亡
- 5位 淡水カタツムリ – 年間約20,000人が死亡
- 6位 サシガメ – 年間約 12,000人が死亡
- 7位 ツェツェバエ – 年間約 10,000 人が死亡
- 8位 回虫 – 年間4,500人が死亡
- 9位 クロコダイル(ワニ) – 年間1,000人が死亡
- 10位 サナダムシ – 年間700人が死亡
- 11位 カバ – 年間500人が死亡
- 12位 象 – 年間500人が死亡
- 13位 ライオン – 年間22人以上が死亡
- 14位 オオカミ – 年間10人が死亡
- 15位 サメ – 年間6人が死亡
人間にとって危険な地球上の生物ランキングについて
このブログは、ビル・ゲイツ氏(マイクロソフトの創業者)のブログ「GatesNotes(ゲイツノート)」で2014年4月に公開された、どの動物が1年平均でどれだけの人間の命を奪っているかをまとめた危険な動物のリスト「World’s Deadliest Animals」を参考に作成しています。