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水族館とサメ

京急油壺マリンパークのオオメジロザメの歴史を振り返る

2026年7月15日

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京急油壺マリンパークのオオメジロザメの歴史を振り返る

京急油壺マリンパークのオオメジロザメの歴史を振り返る記事です。

京急油壺マリンパークは、2021年9月30日に閉園しました。
もう5年近く経ちましたが、今もときどきオオメジロザメやレモンザメのことを思い出します。
そこで今回は、京急油壺マリンパーク関連の資料が確認できるうちに、同館で暮らしていたオオメジロザメの記録をまとめておきます。
当時の新聞記事やプレスリリースをもとにした年表です。

沖縄から来た「お嫁さん」(2005年〜2014年)

オオメジロザメは、国内の水族館では沖縄美ら海水族館と京急油壺マリンパークの2館だけで飼育されていました。
2014年のタウンニュースの記事によれば、油壺には2005年に雌雄1尾ずつが入館し、繁殖が期待されました。しかし2010年に雌が死亡し、その後は雄だけの単独飼育が続いたとされています(タウンニュース 2014)。
2013年12月、沖縄美ら海水族館の厚意で、1尾の雌が沖縄から油壺へやってきました。その距離およそ1500km、輸送にかかった時間は約55時間だったと伝えられています(タウンニュース 2014)。
2014年2月、同館の「SHARK博覧会」では、この「お嫁さん」の輸送の様子を記録した映像が上映されました。
当時、マリンパークは「多くの人に見てもらいたい。今後は、当館では初となるオオメジロザメの繁殖を願っている」と話していました(タウンニュース 2014)。

わたし
わたし
沖縄から1500km、55時間かけてお嫁さんが来たんだね

にゃぶり
にゃぶり
片道55時間のお見合いにゃ……!ずいぶん大事に運ばれてきたお嫁さんだにゃ

婿入りしたオオメジロザメ(2017年)

2017年2月には、「京急×沖縄フェア」の一環で、沖縄の海で蓄養されていた雌雄1匹ずつ(体長約1.5メートル)が新たに加わりました。当時すでに雌1匹が飼育されており、繁殖が期待されていました(神奈川新聞 2017)。

京急油壺マリンパークのオオメジロザメ

京急油壺マリンパークのオオメジロザメの入館は1月31日

このころの油壺には、3匹のオオメジロザメが暮らしていたことになります。ただし、繁殖の成功を伝える資料は、今回確認した範囲では見つかりませんでした。

閉園まで(2020年〜2021年)

オオメジロザメ

出典:魔除け歯のシャークイズで餌付けガイドを再開! | ニュースリリース | 京浜急行電鉄(KEIKYU)

2020年10月から11月にかけて、油壺では「シャークイズ」という参加型の餌付けガイドが行われました。

本物のオオメジロザメの歯(約1〜1.5cm)

出典:魔除け歯のシャークイズで餌付けガイドを再開! | ニュースリリース | 京浜急行電鉄(KEIKYU)

クイズの正解者に、飼育中の個体から抜け落ちた本物のオオメジロザメの歯(約1〜1.5cm)をプレゼントする企画です(京急油壺マリンパーク 2020)。

2021年9月30日、京急油壺マリンパーク閉館

そして2021年9月30日、京急油壺マリンパークは53年の歴史に幕を下ろしました。

わたし
わたし
今思い出しても残念すぎる

油壺マリンパークのオオメジロザメ

わたしが撮影したオオメジロザメの写真。

※透かしは移転前のサイト名になっています。

油壺マリンパークのオオメジロザメの女の子

油壺マリンパークのオオメジロザメの女の子

図鑑で見るよりしなやかな感じ。油壺マリンパークのオオメジロザメ(ウシザメ)

図鑑で見るよりしなやかな感じ。油壺マリンパークのオオメジロザメ(ウシザメ)

油壺マリンパークのオオメジロザメ(ウシザメ)

油壺マリンパークのオオメジロザメ(ウシザメ)

油壺マリンパークのオオメジロザメ(ウシザメ)

油壺マリンパークのオオメジロザメ(ウシザメ)

オオメジロザメというサメ

オオメジロザメ(学名 Carcharhinus leucas)は、最大で全長約4メートルになる大型のサメです(IUCN 2026)。熱帯から温帯の海にすみますが、淡水にも適応できる数少ない種として知られています(京急油壺マリンパーク 2020)。

(参考記事:「川にも分布!オオメジロザメ(ウシザメ)の特徴、生態、大きさ、淡水で生活できる理由とは?」)

2階の回遊水槽

油壺のオオメジロザメが暮らしていたのは、2階の「回遊水槽」です。1968年の開館当初から同館を象徴してきたドーナツ型の大水槽で、外周は78.5メートル、深さは3メートルありました。
開館初期はカンパチなどの大型回遊魚を中心に約3000匹を飼育し、1986年にはカマイルカが加わりました。2000年代に入ると、シロワニやノコギリエイなど、大きく成長するサメやエイが搬入されています(館内展示より)。

閉園後の生きものたちの行方

京急油壺マリンパークの閉館に伴い、飼育していた生き物たちが次々と各地の水族館へ移されるなか、相模湾に生息する約100種200点の魚類が、新江ノ島水族館(藤沢市片瀬海岸2の19の1)へ引っ越しをしました(タウンニュース 2021)。
グリーンソーフィッシュはアクアパーク品川へ。シロワニは八景島シーパラダイスへ。
受け入れ先の公表や、SNSでの情報交換などで一部の生きものたちの行方はあきらかになっています。

オオメジロザメを含む生きものたちの移動先について、公式は「マリンパークで飼育展示していた動物たちの移動が無事に完了致しました。」とだけ説明されましたが行き先は不明です。2026年現在も、油壺のオオメジロザメがその後どこでどうしているのかは、わかっていません。

にゃぶり
にゃぶり
また会いたいにゃな

http://www.aburatsubo.co.jp/

油壺マリンパークの思い出記事

参考文献一覧

  1. The IUCN Red List of Threatened Species. Version 2026-1.(2026) Carcharhinus leucas (Bull Shark)https://www.iucnredlist.org/species/39372/2910670 (accessed 2026-07-15).
  2. タウンニュース三浦版 (2014) オオメジロザメ遂に結婚 沖縄から来たお嫁さん. https://www.townnews.co.jp/0502/2014/02/07/224477.html (accessed 2026-07-15).
  3. タウンニュース三浦版 (2021) 魚たちが“お引っ越し” 油壺から新江ノ島水族館へ. https://www.townnews.co.jp/0502/2021/11/05/598863.html (accessed 2026-07-15).
  4. 神奈川新聞 (2017) オオメジロザメが仲間入り 京急油壺マリンパーク. https://www.kanaloco.jp/news/life/entry-8034.html (accessed 2026-07-15).
  5. 京急油壺マリンパーク (2020) プレスリリース(2020年9月23日/「シャークイズ」実施について). https://www.keikyu.co.jp/assets/pdf/20200923HP_20077TE.pdf (accessed 2026-07-15).

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シャーク・アクティビストReinoとにゃぶり

シャーク・アクティビストReino

シャーク・アクティビストのReinoです。 サメ専門ブロガー&YouTuberとしてサメの生態や保全についてお伝えしています。 佐賀県唐津市生まれ、東京育ち。 慶應義塾大学文学部卒業。 保有資格は環境社会検定試験(eco検定)、日本さかな検定(ととけん)3級🐟 関心があるのは、哲学、サメの保全、環境倫理学、水産学、SDGs14。 海やサメ以外で好きなのは、橋本涼さん(B&ZAI)。海属性の人が好き。

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